顧客のデータ状況が変化し、顧客行動のターゲティングと測定に関するルールが変わってきています。2022年までに、全てのWebブラウザがサードパーティCookieをブロックすることを発表しました。これによりパーソナライゼーションやプライバシーへの要求が急激に高まり、マーケターは迅速な対応が迫っています。
そこで、企業が直面している顧客データの課題とマーケターの課題に対する取り組みについて、ForresterのアナリストであるStephanie Liu氏とチャット上で議論を交わしました。この議論についてのウェビナー全編はこちら(英語)からご覧になれますが、重要なポイントは以下の3つです。
① サードパーティCookieの廃止(4:37)
GoogleとAppleは、共にサードパーティCookieによるトラッキングを廃止することを発表しました。Appleに関しては、2022年までにトラッキングを完全に廃止することを目指しています。
マーケターは顧客のインサイトを得るために、長い間、サードパーティCookieに大きく依存してきました。そのため、サードパーティCookieの廃止はマーケターに大きな影響を与えることになるでしょう。
② 高まるプライバシーの要求への対応(3:08および8:47)
GDPRやCCPA(英語)のようなプライバシーに関する法律が制定されたことで、顧客のプライバシーに対する関心はかつてないほど高まっています。
本来、顧客の情報を追跡したり使用する場合には、顧客から許可を得る必要がありますが、これは簡単なことではありません。サードパーティCookieの廃止がマーケターに大きな影響を与えるのは、このような背景もあるのです。
③ パーソナライズされた体験への所望(9:35)
通販サイトAmazonや動画サイトYouTubeなどを利用する際、ほとんどの方に ”あなたへのおすすめ” が表示されるのではないでしょうか。顧客はプライバシーを重視する一方で、このような ”あなたへのおすすめ” などのパーソナライズされた体験が提供されることを望んでいます。
① ファーストパーティデータを受け入れる(20:57)
1つ目の方法は、ファーストパーティデータを受け入れることです。ファーストパーティデータ戦略(英語)では、顧客と企業がどのように関与しているのかを分析・把握します。具体的には、リアルタイムに顧客情報を収集・インサイトを構築して顧客の意図を理解し、顧客の興味・好みに関連するメッセージを送ることで、顧客の体験をより良いもにすることができます。
Forresterでは、このようなカスタマイズされたメッセージングをパーソンファースト・パーソナライゼーションと呼んでおり、顧客をただ大切にするだけでなく、顧客が求めていることや、直面している問題を認識することで問題の解決が可能であるということを示しています。
② 個人情報を活用してパーソナライズされた体験を提供する(17:55)
2つ目は、個人情報を重視するということです。個人情報は、顧客の体験をパーソナライズするために利用することができるのですが、そのためには以下の3つのことに注意しなければなりません。
透明性 – 消費者の許可を得る
重要な選択 – オプトアウトだけではなく、オプトダウンの選択肢も顧客に与える
公正な価値交換 – 顧客が個人情報を提供する際に、見返りとなるものを与える
この3つのことに注意して個人情報を活用することで、顧客によりパーソナライズされた素晴らしい体験を提供することができます。
Tealiumのカスタマーデータプラットフォームを使えば、一元化されたファーストパーティデータにリアルタイムでアクセスでき、より強力なデータガバナンスを確立できることをご存知でしたか?また、その場で体験をパーソナライズしたり、消費者がオプトアウトしたチャネルから顧客を除外することもできます。
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