Tealium + Metaで最適化

Tealium + Metaの連携により、同意取得済みのファーストパーティデータを活用して、キャンペーンのターゲティング、測定、最適化を強化します。

変わりゆく環境でプライバシーを強化

昨今、「プライバシー保護」と「パーソナライズされた体験」に対する消費者の期待は高まるばかりです。消費者は自身のデータが企業によってどのように使用されるかの透明性を求めるとともに、その選択肢を持たせてもらえること、そして自身での制御を可能にすることを求めるようになってきています。それに伴い、世界的なデータプライバシー規制により、企業やブランドは収集したデータについて、ユーザーの同意を得ることが求められているわけです。それゆえ、デジタルマーケティング部門は、顧客データの収集とその活用方法において新たな課題に直面することになり、さらに重要なことは、キャンペーンのパーソナライズと測定の方法が変わってきているという点です。




全ブラウザトラフィックの約30%が、サードパーティクッキーを必要としており、その数は2023年までに約80%に増加すると予想されています。これは、消費者行動の変化やプライバシーに対する関心の高まりとともに、企業が利用できる顧客インサイトの量や、キャンペーンをパーソナライズ、測定、改善する能力に影響を与えています。




これは貴社のビジネスにとってどのような影響があるでしょうか?


広告の計画とデータ測定の方法は、今後数年間で根本的に変化し続けるでしょう。適切なオーディエンスを特定し、チャネル全体でパーソナライズされたキャンペーンでターゲットを絞り込み、それらのキャンペーンを最適化するための戦略を進化させる必要があります。企業がサードパーティクッキーのない世界でプライバシーを重視した広告を強化するには、ファーストパーティ主導の取り組みを始めるべきです。また、企業が持つ全てのデータを活用する必要があります。
EventStreamやAudienceStreamを軸としたTealium社のCustomer Data Hubと、コンバージョンAPIやオフラインコンバージョンのようなMetaのシグナル製品を組み合わせることで、企業は組織全体からの同意取得済みのファーストパーティデータを活用できるため、正しい広告測定を維持できます。同じデータに基づくカスタムオーディエンスを構築できれば、Metaのプラットフォーム上で関連性の高い広告を配信することができ、よりパーソナライズされた体験を演出できるでしょう。

実現できること

将来を見据えた広告測定

同意取得済みのファーストパーティデータとサーバーサイドの統合とを使用し、より耐久性の高いソリューションに移行すれば、サードパーティクッキーとクライアントサイドのタグ/ピクセル/SDKへの依存を低減できます。

Tealiumプラットフォームで、イベントのマッチングクオリティスコアにアクセスし、個々のイベントの効果を理解することで、データの健全性を改善します。是非、TealiumとMetaとを連携してスコアを向上させましょう。

コンバージョン測定とターゲティングの改善

プライバシー保護強化や規制の変更で、顧客データの追跡、収集、活用の方法に影響を及ぼしています。それによって、現在は観測できていないコンバージョンがあるわけですが、TealiumとMetaを組み合わせることで、そのコンバージョンを回収します。Metaプラットフォーム上で実施されているキャンペーンに関連する、購読、更新、カートに追加、購入などの重要なイベントを設定することで、ターゲティング、モデリング、入札のパフォーマンスを向上させます。

Metaに接続されたイベントレベルのデータにより、アトリビューションモデリングの改善、獲得単価(CPA)の削減、広告費用対効果(ROAS)を向上します。POS、リード獲得広告、メッセンジャーなどの他のデータソースと組み合わせることで、マーケティング担当者はMetaキャンペーンのパフォーマンスを向上させることができます。

ファーストパーティデータの再利用

Metaと共有するデータとそのタイミングを決定し、カスタマイズされた顧客価値スコアや、Webサイト上のコンバージョン過程で実行される各ステップ/アクションなど、より意味のあるデータを含めます。

業界が消費者のプライバシーの保護をより強化する方向に進むにつれ、ブラウザは最適化、ターゲティング、測定に役立つクッキーをサポートしなくなってきており、このデータを制御するためにコンバージョンAPIのようなサーバーサイドのツールが不可欠になります。

ファネル全体の可視性を有効化

貴社のマーケティングシステムの全能力をMetaのキャンペーンで最大限に活用します。AudienceStream CDPでオムニチャネルオーディエンスを構築し、カスタムオーディエンスを使用して、それらのオーディエンスをMetaで活用することで、ビジネス目標と主要業績評価指標(KPI)を最大化します。

CRMデータ、コールセンターイベント、オフライン行動、購入意欲の高い(BOFU)見込み客層のイベント、アイテムカテゴリーなどの詳細なイベントパラメーターなど、自社で保有するデータソースをさらに含めることで、類似モデリングでオーディエンスを拡張したり、抑制モデリングでパフォーマンスの低いオーディエンスを減らしたりすることができます。

ファーストパーティーデータを完全に管理

Metaプラットフォーム全体においてファーストパーティデータを迅速かつ簡単に管理する

Tealiumは、広告主にとって有意義な成果を生み出し、プライバシーを尊重した測定ソリューションを拡張するための基盤となる、すぐに利用できる標準装備の各種連携機能で実績あるソリューションを提供しています。

広告主がデータプライバシー規制やクッキーの廃止に対処するためにサーバーサイドで機能するソリューションに注目する中、TealiumはMetaのテクノロジーとの連携機能一式を提供し、広告と体験の目標を達成し、プライバシー要件を満たし、測定とアトリビューションのパフォーマンスを向上させる能力をもたらします。

Tealium EventStream API HubとAudienceStream CDPを活用することで、Tealiumの導入企業はMetaの全プラットフォームにおいて、データ収集、コンプライアンス、測定、パーソナライゼーション戦略に自信を持って臨めます。

広告費用対効果(ROAS)が平均で229%向上

MetaのオンラインでのROASは、シグナルカバー率が24%増加し、マーケティングファネル全体でKPIのパフォーマンスを促進できました。
弊社のお客様である多国籍小売企業は、TealiumのコンバージョンAPIコネクタとMetaを活用し、EventStreamを通じて広告パフォーマンスを向上させました。

顧客獲得単価(CPA)を13%改善

MetaピクセルとコンバージョンAPIを介してイベントを冗長的に送信しながら最も効果的な方法を用いた広告主は、獲得単価を平均で13%改善しました。
出典:2022年5月~8月の期間に、世界で28件の実証実験に基づいたMetaの調査より

Tealium + Metaの連携

複合的なデータ収集の設定

  • どのコンバージョンイベントがKPIに紐づいているかを特定します。(例:購入、予約依頼、ニュースレター登録など)

  • どのプラットフォームでイベントが起きたかを特定します。(例:Web、モバイル、オフライン、アプリケーションなど)

  • イベントを設定し、パフォーマンスの追跡とレポートを行うために、すべてのチャネルにわたるキャンペーンの影響を測定できるようにします。

Tealium + Metaの連携
利用可能な顧客データの最適化と拡張

  • EventStreamのデータレイヤーを最適化することで、可能な限り最高のデータ健全性、投資価値、投資収益率(ROI)を実現します。

  • イベントのマッチングクオリティ​​(EMQ)スコアを最大化することで、推奨される業界標準を確実に達成します。

  • Tealiumとメディアプロバイダーが提供するEMQリソースを確認して、社内のサイロ化を解消し、より多くの同意データを収集する方法を学びます。


  • カスタムオーディエンス

  • Facebook Messenger

  • Facebook Analytics

  • Facebookソーシャルプラグイン

  • Facebookリード獲得広告(近日公開)

エコシステム全体で強靭なデータを活用できるようにする

  • AudienceStreamを使用して、強靭なファーストパーティデータのシグナルを、エコシステム全体の他のデータソースと組み合わせます。

  • アトリビューションモデリング、類似ターゲティング、抑制モデリング、モバイルアプリの増分調査のために、デジタルエコシステム全体で測定とターゲティングのフィードバックループを構築します。

  • 店舗、POS、コールセンターのデータソースを一元化することで、オンラインからオフラインまでのデータを活用できるようにし、次善の行動インサイトを得られるようにします。

MetaコンバージョンAPI(CAPI)とは?

コンバージョンAPIは、マーケティングデータとMetaシステムとを直接接続できるMetaビジネスツールです。これにより、データの使用方法に関するユーザーの選択を尊重しつつ、独自のマーケティングデータを使用して広告のターゲティングを最適化し、施策毎のコストを削減し、キャンペーンの成果をより正確に測定できるようになります。

コンバージョンAPIは、イベントのマッチングクオリティ(EMQ)スコアとリンクしており、サーバーイベントの顧客情報パラメータが、そのイベントをMetaアカウントに照合する際にどの程度効果的かを示します。

Tealium + Meta - その効果とは?

Tealiumは、MetaコンバージョンAPIとの事前構築済のすぐに使える統合機能を提供する最初のプラットフォームの1つであり、ファーストパーティデータを共有することで、ファネルの完全な可視化と、Metaテクノロジー全体にわたる広告ターゲティング、分析、最適化の向上を可能にします。

Tealium Customer Data Hubの一部として、EventStreamAPI Hubは、タグ/モバイルSDKからのデータを超える、サーバーサイドでのデータ収集と編成機能を提供し、データガバナンスとデータ制御を強化しつつ、クッキーの廃止やシグナル喪失の影響を軽減します。

同意済みの顧客情報のパラメータは、それぞれのコンバージョンAPIイベントと一緒に送信され、Metaアカウントとのイベントの照合を可能にします。広告のアトリビューションと広告配信の最適化には、一致したイベントのみが使用されます。スコアが高いほど、パーソナライゼーションとターゲティングの機会が高くなることを意味します。

Tealiumは、イベントタイプごとに製品内のイベントのマッチングクオリティ(EMQ)スコアを提供します。これには、広告のパフォーマンスを向上させ、アクション単価を下げるための、スコアを向上させる方法に関する推奨事項やガイダンスが含まれます。

Meta + Tealiumカスタムオーディエンス

Metaカスタムオーディエンスを使うと、広告主は既知の人々に(再)関与したり、優良顧客に類似した新規見込み客へアプローチしたりできます。これは、リマーケティング、リピート顧客のアプローチ、フォロワー数の増加、アプリのエンゲージメントの向上、類似オーディエンスの作成、または広告キャンペーンから既存顧客を除外するために最も一般的に使用されます。

Tealium AudienceStream CDPは、企業が一元化されたクロスチャネルプロファイルでファーストパーティの顧客データを管理、整理、活用できるようにし、優れた顧客体験を演出できるように支援します。これにより、企業やブランドはルールと機械学習を用いて、オンラインおよびオフラインのデータに基づいたオーディエンスを定義できます。Metaとの連携には、標準装備のすぐに使えるコネクタにより、これらのオーディエンスは、包含、除外、類似顧客の検索など、Metaのキャンペーンですぐに活用できます。結果として、広告主は、オーディエンスの増加とよりターゲットを絞ったキャンペーンにより、広告費用対効果(ROAS)の向上、スマートなクロスチャネル体験による顧客満足度の向上を実感できます。

Tui + Tealium

18%

広告費用対効果(ROAS)が18%向上

ソーシャルメディアのコンバージョン率が29%増加

予約単価を6%削減

「Meta(Facebook)コンバージョンAPIを導入したことで、広告予算をより効果的に使用して、適切な顧客をターゲットにしただけでなく、広告を介して予約に至る顧客数も増やせました。

私たちにとって重要な指標である広告費の投資利益率は、Meta(Facebook)コンバージョンAPIの導入以来、18%増加しました。私たちはこのツールの利用を拡大し、コンバージョンイベントに焦点を当てるだけでなく、サーバーサイドのデータを利用して、関連性が高く、有用でタイムリーなリマーケティング広告を通じて優れた顧客体験を演出したいと考えています。」

Volkan Özturan氏

TUIグループ、ベルリン、デジタルコマースアナリティクスチーム

関連情報

ウェビナー

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