長年、情報探索は検索ボックスから始まっていました。何か疑問があれば、それをGoogleに入力し、いくつかの検索結果を比較して、最終的には誰かのウェブサイトにたどり着くという流れでした。

しかし今では、その多くがチャットウィンドウの中で行われるようになっています。ユーザーは問題を説明し、追加の質問をし、選択肢を絞り込んでいきます。検索結果ページを一度も目にしない場合もあります。

ChatGPTのFreeプランとGoプランを利用する対象ユーザーへの広告表示が始まったことで、マーケターは、ユーザーが意思決定を行っているまさにそのタイミングでアプローチできる新たな接点を得ることになりました。

検索広告は、ユーザーが積極的に何かを探しているタイミングで広告を表示することの価値をマーケターに教えてくれました。会話型の情報探索は、その同じ瞬間に、これまでとは異なる体験をもたらします。

旅行を計画している人を想像してみてください。その人は予算を伝え、同行者について説明し、どのような休暇が自分に合うかを検討していきます。関連性の高い広告は、その人に検討すべき新たな選択肢を提示します。

やがて会話は終わりますが、カスタマージャーニーは続いていきます。実際の予約は貴社のサイトで行われます。例えば、購入手続きを進めたものの、2日後に戻ってくるかもしれません。あるいは、ブラウザセッションがとっくに終了した後、予約システム上で取引が確定する場合もあります。

他の閉鎖的なエコシステムと同様に、ChatGPT Ads(ChatGPT広告)【英語・外部サイト】でもクリック後に何が起きたかを把握するには、企業からのシグナルが必要となります。

そこで重要になるのが計測です。それらの訪問が予約、購入、もしくはリードの獲得につながったかどうかを把握しなければ、投資額を決めることはできません。

2つの経路、単一のイベント

ChatGPT Ads Pixel(ChatGPT広告ピクセル)は、商品の閲覧、リード、チェックアウト、購入など、ウェブサイト上のアクションを発生したその瞬間に捕捉します。これにより、チームは迅速に計測を開始でき、ファーストパーティクッキーを使用して広告アトリビューションIDを保持します。

これによりサードパーティCookieへの依存を減らせますが、ブラウザでの計測には依然として限界があります。広告ブロッカーやセッションの中断によって、計測データに抜けが生じる可能性があります。また、ウェブサイトに設置したピクセルでは、バックエンドシステム内だけで完結するトランザクションを捕捉することはできません。

ChatGPT広告のコンバージョンAPI(CAPI)は、こうしたギャップを補完するのに役立ちます。CAPIは、コンバージョンイベントをサーバーサイドで直接送信する経路を提供するため、ブラウザで捕捉できなかった購入であっても、バックエンドで確認された購入を報告することが可能です。

両機能を組み合わせることで、より完全な全体像を把握できます。重要なのは、両方の経路で、何が起きたかについて認識を一致させることです。

同一の購入が両方の経路を経由した場合でも、共通のイベントIDを使用することでChatGPT広告はその購入を1件のコンバージョンとして認識できます。この連携がなければ、購入が二重にカウントされ、実際よりもチャネルの成果が高く見えてしまう恐れがあります。

Tealiumは現在、両方に対応しています

TealiumはChatGPT広告ピクセルおよびCAPIに対応しており、すでにお客様がサーバーサイドコネクタを利用し、タグマネジメントを通じてピクセルを導入しています。

Tealium Tag Managementを通じて、チームは既存のデータレイヤー、イベントマッピング、ロードルールを使用してChatGPT広告ピクセルを導入できます。このタグはTealiumの同意状態を尊重し、同意が拒否されている場合は実行されません。

サーバーサイドでは、TealiumがChatGPT広告CAPIにイベントを送信します。チームはコンバージョンイベントをマッピングし、トランザクションの詳細を含め、対応するIDシグナルのうち共有するものを制御できます。

すでにTealiumで購入イベントが定義されている場合は、それを活用して導入を進めることができます。その設定を活用し、ブラウザでのトリガー設定、バックエンドでの確認処理との連携、そして両経路間でのイベントIDの整合性確保を行うことができます。同意およびデータ共有のルールも、両方の経路に適用されるようにする必要があります。

新しいチャネルを追加する際は、すでに実施済みのデータ関連の作業を基盤として進めるべきです。

既存の計測基盤を活用する

Tealiumはこれまで、広告主がMeta、Google、Amazon、LinkedInなどのプラットフォームとファーストパーティのコンバージョンデータを連携できるよう支援してきました。これらの連携において、一貫性のあるイベントの送信、配信の信頼性確保、そして共有データの適切な制御といった共通する実務上の課題が常に生じています。

私たちはその経験をChatGPT広告にも活かし、このチャネルが発展していく中でOpenAIと協力できることを楽しみにしています。

人々が貴社のブランドや商品を見つける方法は、今後も変化し続けるでしょう。マーケターには、その変化に合わせて対応できる柔軟性と、投資が成果につながっているかを把握するためのデータが必要です。

今のうちに計測環境を整えておくことで、このチャネルから知見を得て、自社の戦略においてどのような位置付けにするべきかを判断できるようになります。

Zack Wenthe
Customer Data Evangelist & Director of Product Marketing
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