2021年は、これまでとは大きく異なる幕開けになりました。ソーシャルメディアを利用しているかどうかにかかわらず、現代においては政治に関することだけでなく、多種多様な話題について強い主張や意見、考えが存在することは明らかです。
Googleの「Cookie廃止」に関する発表もありましたが、プライバシーのあり方が注目される中で、顧客行動を把握するのはますます難しくなるかもしれません。では、マーケターやデジタルマーケティングのリーダーとして、オーディエンスを正確に把握するにはどうすればよいのでしょうか?
そのためにはデータを通じて購入者と既存顧客を理解(英語)することが大切です。マーケティングに精通していないと、CDPを導入して使い始めることに少々不安を感じる方もいるのではないでしょうか。しかし、CDPを購入し使い始める(英語)ことについて、不安を感じても恐れる必要は一切ありません。
CDPの購入と使い始める上で考慮すべき基本的なポイントを3つ紹介します。
- 監査:現在、顧客データが保管されている場所と、データの所有者を特定します。多くの場合、データは複数の異なるグループに分散して保管、運用されている可能性があります。新しいテクノロジーを評価する際には、包括的に評価することが重要です。例えば、あなたがマーケティング部門に所属している場合、目標や目的について議論を交わす際には、IT部門も含めるべきだと言えます。起こりうる事象や結果は、誰もが共通の理解を持ちたいと考えているからです。
- 目標:「どのように顧客データを使用したいのか」という視点を持ちましょう。この視点をもつことで、簡単なロードマップの作成(カスタマーデータ プラットフォーム 決定版ガイド – チャプター2)に役立ちます。例えば、顧客のシングルビュー(360°ビュー)を構築することから始めて、その後、顧客の行動に応じてパーソナライズされたマルチチャネルキャンペーンを実施するといった具合です。主要な利害関係者と協力して、ユースケースやタイミング、会社にとっての成功は何であるのかを検討します。
- 人材:テクノロジーやイニシアチブの所有者は明らかでも、その定義が明確化されていない場合が多くあります。新しいテクノロジーについて、日常の運用における所有者を特定(決定版ガイド – チャプター5)し、進捗状況などを他のチームに知らせることが大切です。CDPの利点(決定版ガイド – チャプター1)としては、
・顧客獲得コストの低減
・ターゲットを絞ったクロスセルキャンペーンを通じた成長の促進
・ロイヤルティのためのパーソナライズされたキャンペーン
などがあり、様々なケースで大きな変化をもたらします。進捗状況を報告する必要のあるグループ(経営陣:「コスト効率の良い成長が見られるか」など)、新たな連携ポイントなどのデータを確認するために定期的に議論の場を開く必要のあるチームを明確にしましょう。
カスタマーデータプラットフォーム(CDP)は、データを通じて顧客を理解することで、顧客を優先し、関連した体験を作り出す実績のある最新の手法です。デジタルの世界は変化が激しく混沌としていますが、CDPを活用することによってこの問題に対処することができるでしょう。