ティーリアムジャパン株式会社(米国本社:サンディエゴ、日本法人:東京都渋谷区)は本日、株式会社三菱UFJ銀行(本社:東京都千代田区、取締役頭取執行役員:半沢淳一、以下、三菱UFJ銀行)が、リアルタイムで顧客データの統合・管理・活用を実現し、顧客体験向上につなげるTealiumのCDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)を導入し、正式に稼働開始したことを発表します。三菱UFJ銀行では、TealiumのCDP導入を通じて、マーケティング施策数の増加、そしてより迅速な顧客アプローチを目指しています。
成長戦略の進化、社会課題の解決、企業変革の加速を経営戦略の3本柱として据えている三菱UFJ銀行は、その一環として全社的なデジタルトランスフォメーションを推進し、店頭およびオンライン手続きの利便性向上や、お客様の情報を捉えながら、新しい顧客接点や新規ビジネスの創出に継続的に取り組んでいます。
これまで同行では、デジタル領域での顧客データの利活用において、主に2つの課題に直面していました。まず、従来のシステムではバッチ処理によるデータ授受を行っていたため、行動データの取得、分析から顧客アプローチまでに数営業日かかり、顧客の行動にあわせた迅速なアプローチを展開することが困難でした。また、ユーザビリティの観点では、必須となっていたSQL作成を外注せざるを得ず、内製化に近い形で機動的に運営できる体制作りが求められていました。
三菱UFJ銀行はこうした課題を解決するため、競合製品との比較選定を行った結果、オンラインデータなどの行動データをリアルタイムに処理できる点と、直感的なGUIが高く評価され、Tealiumの採用を決定しました。2024年春にシステムリリースが完了しており、今後本格稼働を行っていくなかで次の効果が期待されています。SaaSで提供されるTealiumのCDPは、フロント側で取得したデータを瞬時に処理していくため、顧客の瞬間を逃さないリアルタイムでのアプローチができます。また、JavaScriptベースの直観的なGUIは、マーケターが柔軟かつ機動的に試行錯誤を重ねることができ、顧客起点のマーケティング構築に大きく寄与する見込みです。
さらに、GDPR(一般データ保護規制)やITP(Intelligent Tracking Prevention)など、世界的にプライバシー保護規制が強化されている昨今、将来的にはTealium の同意管理機能の活用も視野に入れています。
三菱UFJ銀行の原賢一氏は、Tealium製品の検討時を振り返り、次のように述べています。
「厳格な規制の下で活動する業界において、Tealium社は当社のさまざまな要求にグローバルチームとして総力を挙げて応えてくれました。その柔軟性と対応力は、今回の検討時において重要な要素となりました。デジタルチャネルを通じたお客さまとのコミュニケーションでは、高速なデータ処理によるリアルタイムアプローチと、施策実装が容易な環境を整備し、試行錯誤の中で顧客起点のマーケティングを作り出すことが喫緊の課題でした。Tealiumが、顧客データの活用基盤として各チャネル配信の制御役の機能を果たし、お客さまへのOne to Oneマーケティング推進に貢献してくれることを期待しています。」
Tealium社について
業界で最も信頼されるCDPを提供するTealium社は、顧客データをつなぎ、企業が顧客とのつながり強化を支援します。Tealiumのリアルタイムデータインフラストラクチャにより、企業やブランドはAIモデルを強化し、適切な瞬間を捉えた顧客体験の提供にデータを活かせるようになります。Tealiumのすぐに使える統合エコシステムは、1,300以上のシステムやサービスとの標準接続機能を備えています。Tealium社が提供する機械学習を備えたカスタマーデータプラットフォーム(CDP)、タグマネジメント、APIハブは、顧客データをより実用的で価値のあるものにするソリューションで構成されており、プライバシーに準拠した安全な運用が可能です。Gartner社の「Magic Quadrant for Customer Data Platforms™」でリーダーとして評価されたTealiumは、世界で850社以上の大手企業が信頼を寄せ自社の顧客データ戦略強化に活用しています。詳細については、https://tealium.com/ja/ をご覧ください。
ティーリアムジャパン株式会社は、Tealium社の日本法人です。
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