データトラッキングとデリバリー:クライアントサイド - サーバサイドそれぞれの長所と短所

特定のデータは、クライアントサイドでのみ使用できますが、サーバーサイドのデータ管理にも数多くのメリットがあるので、どのようなメリットがあるか理解しておく必要があります。

クライアントサイドとサーバーサイドは、データを収集して送信する2つの方法です。しかし、それぞれの手法ごとに、メリットと欠点があります。Tealiumではクライアントサイドとサーバーサイドの両方の選択肢を提供しているので、お客様は、データ戦略、ビジネスニーズ、予算の面で適切な選択肢を選ぶことができます。

クライアントサイドとサーバーサイドのいずれかを選択する

クライアントサイドとサーバーサイドのどちらでデータのトランキングおよび/または送信を行うかを選ぶ方法を知りたい場合、あるいは両方の選択肢が必要な場合は、当社のクライアント vs. サーバー決定ツリーをご確認ください。

クライアントサイド/サーバーサイドトラッキングとは何ですか?

クライアントサイドのトラッキング
クライアントサイドのデータ送信は、通常、タグというWebページからデータを送信する最も一般的な方法で実現します。このタイプのトラッキングには、ユーザーのブラウザ(クライアント)からサーバーへの直接的なデータ送信が含まれます。こうした方法はWebサイトからデータを収集してマーケティングテクノロジーベンダーに共有するために使用し、タグ管理と呼ばれています。

サーバーサイドトラッキング(クラウド送信)
サーバーサイドのデータ管理は、クラウドデリバリーとも呼ばれ、ピクセルやタグによって貴社のWebサーバー(または異なるタイプのサーバー)へデータが送信されると、貴社のWebサーバーでそのデータを他のシステムやサーバーへと受け渡されます。これらのデータはマーケティングオートメーションプラットフォームや、アナリティクス、パーソナライゼーションツール、その他の実行システムなどで使われます。

一つの統一されたピクセルやタグが使う時、データが送信された先のシステムごとにタグやピクセルが無数に使われる場合と異なり、イベント・ゲートウェイ・システムと呼ばれます(API Hubとも呼ばれます)。Tealium EventStreamがその一つです。こうした一元化されたシステムでは、お客様は全てのデータ収集を行い、さらにサードバーティベンダーへデータを受け渡すことができます。クラウドベースのリポジトリにひとかたまりのデータストリームを送ることで、データの収集と配信のプロセスを簡素化し、そのデータを各ベンダーへ容易に受け渡すことができるのです。

クライアント側トラッキングの利点

コンテキストデータ
クライアントサイドのトラッキングでは、ユーザーのデバイスに埋め込まれた、ユーザーを特定するデータ(クッキー、URLパラメータ、ユーザーエージェント、リファラー、IPアドレスなど)を活用することができます。クライアント側で収集することで、お客様は容易にユーザーの情報を収集して他のアクションへのトリガーとして使いトラックすることができるようになります。クッキーのようなデータは一般的にターゲティング広告に使われます。位置データはパーソナライゼーションなどによく使われます。そして、URLパラメータやユーザーエージェントはマーケティングキャンペーンや顧客エンゲージメントの分析によく使われます。

 

Google Publisher Tagなど、特定のクライアントサイドタグがあり、OptimizelyやCertonaでは、体験のパーソナライズ、訪問者への広告や動的コンテンツの表示を行うには、こうしたリッチなコンテキストデータの取得をブラウザ側で実行する必要があります。

容易な実施、専門性/ナレッジの有効性
クライアントサイドのトラッキングには、インストールが簡単であるという利点もあります。多くのベンダーは、コピー&ペーストのような簡単なコードスニペットを提供しています。クライアントサイドトラッキングタグも長年使用されてきており、業界共通のものとなっています。

コストが低く、安いのが一般的
クライアントサイドトラッキングでのデータ送信コストは通常は低くなります。サーバーサイドでの送信は、ターゲットユーザーのデバイス上ではなく、クラウド上のサードパーティベンダーのリソースを使用するため、コストが高くなります。

サーバーサイドのトラッキングの利点

管理しやすく、精度と信頼性が高い
クライアントサイドのトラッキングには何百万ものデバイスとシナリオが潜在的に含まれており、データ送信に何らかの大きな影響を与える可能性が高まります。サーバーサイドトラッキングは、データ管理の範囲が大幅に低下し、企業は送信を制御しやすくなるので、通常は信頼性が高くなりますが。サーバーサイドトラッキングは、接続干渉や過剰な広告ブロッカーがインストールされるなど、クライアントサイドの問題に起因するデータの障害の影響を受けにくくなります。

アプリおよびデバイスのパフォーマンス
サーバーサイドトラッキングには、クライアントのデバイスの処理負荷を抑えてクラウドに移転するというメリットもあります。クライアントデバイスの処理を減らすことにより、アプリケーションやデバイスのパフォーマンスが向上します。電力消費量が減ったアプリケーションの速度は早くなることで、カスタマーエクスペリエンスは改善されます。コンバージョン率を大幅に改善することも可能になります。

両方の長所を活用
TealiumのEvent Data Frameworkは、クライアントサイドとサーバーサイドの両方でデータを管理することができるようになります。データ管理の敏しょう性を手に入れ、顧客のチャネルやデバイス、または貴社が利用するテクノロジに応じて、データを活かしましょう。詳細はこちら。

データレイヤーアプローチ:クライアントサイド/サーバーサイドのトラッキング最適化を実現する鍵

機敏なデータのトラッキングとデリバリーをサーバー側またはクライアント側で行うには、いくつかの段階を経て、データの特定とアクセスのプロセスの簡素化するデータ基盤を作らなければなりません。モジュラーの確立とベンダーニュートラルなデータ基盤によって、クライアントサイドとサーバサイドの両方でデータ管理のバランスを最適化するメリットを最大化することが可能になります。Tealiumは、データレイヤーのアプローチによって、お客様に直感的なインターフェースでの管理を可能にしながら、データのタクソノミーを確立して顧客エンゲージメントが起こるあらゆる環境にもアクセスできるようにしています。そのため、クライアントサイド、サーバーサイドに関わらず、データ活用のプロセスを大きく簡素化できます。

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適切なソリューションは?

あらゆる状況でデータの収集および配信におけるクラウド配信(サーバーサイド)を保証できる、あるいは実現できるわけではありません。従来のクライアントサイドのタグが最適なソリューションとなる場合も多く、同一のプラットフォーム内に従来のデータ管理プラクティスと新しいデータ管理プラクティスの両方に対応した柔軟性の高い機能を持つことが必要不可欠になります。

クライアント vs. サーバー決定ツリーで、クライアントサイドとサーバーサイドの管理を選択する上で必要不可欠な検討事項と、どんなときに両方の選択肢が必要になるかを学びましょう。

Resource Type: Fundamentals
Topic: Data Orchestration, Tag Management
Product: EventStream API Hub, TiQ Tag Management