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CDP導入を成功させるための6つの重要なステップ

CDP導入を成功させるための6つの重要なステップ

新たにCDPを導入、もしくは間もなく導入される状況でしょうか?新たにCDPを導入される企業様は、最短期間で本稼働させたいと考えていることと思います。しかし、CDPの運用には戦略的な対策を講じ、確実に成功させるための計画策定が非常に重要となります。そこで、Tealiumでは新たにCDP運用をされる企業のご担当社様に、6つの重要なステップご紹介したいと思います。

 

 ステップ #1: 利害関係者を集め、事前に調整をおこなう

  • 協調性があり、前向きで、後々の作業を円滑に進められるように事前に対策を講じることを厭わない、勤勉なプロフェッショナルを担当者に任命する。
  • 顧客体験、ペイドメディア、Eメールマーケティング、コンテンツ、SNS、マーケティングオペレーション、分析/BIデータ、開発/エンジニアリングなど、機能横断的な役割を確立する。
  • ビジネス、コンテンツ、顧客体験の目標に対して、戦略、利害関係者、チームメンバーを整合させる。

 ステップ #2: 情報収集、期待値の設定、目標の策定をおこなう

  • 組織の戦略的計画とKPIに沿ったCDPの戦略を策定する。
  • 具体的かつ組織全体で共有できる戦略的なフレームワークを作成し、CDPの目標がどのように組織の目標に結びつくかを明確にし、強固なものとします。
  • 収集するデータと情報のソース、およびその正確性、成熟度、品質を特定し、データの全体像とそこからどのような事が分かるのかを確認します。
  • 部門横断的な依存関係を明確化し、CDPの運用方法に関して、それぞれのプロセスがどのようになるかを理解します。

 ステップ #3: セグメントと識別/分析のための戦略を決定する

  • パーソナライゼーションキャンペーンや戦略のベースとなるターゲット層を、事前に定義した基準に基づいて特定し、セグメント化します。
  • マーケティングをおこなっているすべての異なるチャネルを確認し、マーケティングテクノロジースタックにどのような統合があるのかの一覧表を作成します。
  • カスタマージャーニーを通じて、さまざまなマーケティングツールがどのように使用されているかを明確にして文書化します。
  • コンテンツとクリエイティブの必要性、リソースと予算の必要性、さらに制約をリストアップし、適切な計画を策定できるようにします。

 ステップ #4: 行動計画を定義する

  • 期待値を設定し、最も影響力のある成果に優先順位を設け、関係者になぜそのようなことをするのか、どのような影響が期待されるのかを説明します。そうすることで、どこから始めればいいのか、CDPの運用工程全体はどのようなものになるのか、期待される成果としてどのような未来が待っているのか、明確な方向性を示すことができるようになります。
  • 目標やタイミングに優先順位を設けることで、負荷を減らし、成果を最大化します。
  • 行動計画に関わる役割と責任を明確にします。
  • 実行に移しましょう!

 ステップ #5: 価値を監視、測定、把握する

  • 測定の重要性を組織に周知し、それは継続的なプロセスであることを確約します。
  • 進捗の監視→最適化→再度進捗の監視、この繰り返しです。
  • CDPがどのような報告ツール、システム、プラットフォームと相互作用するかだけでなく、事前、処理中、事後のすべてのデータ要件を文書化します。
  • 定期的に定性的・定量的な測定をおこない、それについて組織に報告します。

 ステップ #6: 繰り返し

  • 全体的な成功を報告し、最初に設定した目標にすべてを戻し、常に最初にCDPを導入した「理由」に立ち返り続けることが重要です。