Tealiumは、ノーコードでデータの取り込みを自動化する「Data Connect」機能の提供を開始しました。

顧客体験に関わるエンタープライズデータソースは増え続けており、データ統合はマーケティングテクノロジーを導入する企業にとっての優先課題となっています。Gartnerがおこなった顧客データに関する調査結果からは、88%の企業が、顧客体験を向上させるために、顧客データ管理の改善が不可欠であると回答しています。昨今、ますます把握することが難しい顧客の行動データを含めた360度ビューを実現できていると回答した企業は、わずか14%にとどまりました。それゆえ、CXを向上させるべく、企業が俊敏かつ柔軟なデータ収集と統合機能に投資することが重要になってきています。

だからこそ、Tealium Customer Data Hubに、顧客データを効率的に収集して活用するためのさらなるオプションを提供する、Data Connectを発表できることを非常に嬉しく思います。Data Connectは、Tealiumのお客様に、エンタープライズデータウェアハウス、CRM、クラウドアプリケーションなど、1,000以上に渡る新たなソースから顧客データの取り込みを自動化する、強力な新しいノーコード機能を提供します。SQLを駆使する開発者であれ、専門知識を持たずノーコードインターフェースを必要とするビジネスユーザーであれ、Data Connectはいずれにも対応します。

turnkey integrations with Data ConnectData Connectは、Tealium独自のリアルタイムデータ収集とアクティベーション(有効化)機能を強化します。Tealiumのお客様は、真の価値をもたらす顧客データの活用例を展開するための、最も俊敏かつ柔軟なプラットフォームを利用できるようになります。

Data Connectでできること

Data Connectは、顧客データの力を引き出し、効果的なカスタマージャーニーを提供するための全く新しい世界を切り拓きます。

活用例トップ10:

  1. データ統合プロジェクトをより短期間で展開 – ロイヤルティデータやその他のオフラインデータを統合し、さらなる分析と活用を実現します。
  2. データウェアハウスやCRMのデータを顧客エンゲージメントに活用– 既存のデータ資産から付加価値を引き出します。
  3. オフラインとオンラインの体験を統一 店舗やコールセンターでの商品購入、もしくは郵送による保証登録などのオフラインチャネルを通じたやり取りなど、カスタマービューに主要なオフラインデータからのインサイトを確実に統合します。
  4. ABMスコアリング、リードスコア、または購買傾向や興味関心などの顧客インサイトを顧客プロファイルに取り込みます
  5. 統合の効率向上により、ITボトルネックを削減します。
  6. 顧客プロファイルに機械学習や判定スコアを適用 – 顧客体験を向上させ、コストをかけているリソースからさらなる価値を引き出します。
  7. サイロ化した複数ベンダーに渡る顧客データを統合 – 必要なデータにアクセスするための俊敏性を確保します。
  8. アクティベーション(有効化)のために新しい顧客プロファイルを準備 – デジタルプロファイルをオフラインデータのインサイトであらかじめ補完して、デジタルでの過去の経緯でその顧客を認識していない場合でも、パーソナライズされた体験を提供できるようにします。
  9. セカンドパーティーおよびサードパーティーデータでプロファイルをエンリッチ化 – データを共有して最適化し、俊敏性を維持できるようにします。
  10. 複数ブランドの訪問者データを組み合わせる – 自社の複数ブランドに渡る顧客を、よりよく把握できるようにします。

「当社は、従来のチャネルとデジタルチャネルの双方で22の編集ブランドを持つ出版社ゆえに、データ環境は非常に複雑です。Data Connectは、当社の要件通りの方法でデータウェアハウスへのアクセスを合理化する柔軟な統合ツールであり、当社のデータを収益化し、マーケティングのオーディエンスエンジンとしてTealiumを活用するための取り組みを後押しするものです。」

~ Aller media、マーテック部門責任者、Fabian Östling氏

ノーコードで蓄積されたデータの取り込みを自動化し、より効果的なカスタマービューを実現

一部の企業は「シングルカスタマービュー(360°ビュー)」において他の企業より野心的ですが、すべての企業にとって明らかなのは、効果的なビューの重要な断片情報を保持している多様なシステムがああるということです。急速に変化する消費者行動に照らし合わせて、パンデミック、プライバシー意識、サードパーティークッキーの廃止、規制遵守などの要因により、これらの断片情報を戦略的に一元化する必要性は高まる一方です。顧客と関わる上で、重要な顧客との経緯を見逃すことは許されません。

インサイトを使うか使わないかの違いは、特定のデータをいかに簡単に統合できるかに起因します。Data Connectは、Tealiumのお客様に、ますます一般的になっている(ただし技術的なリソースが少ない場合には使いにくい)エンタープライズデータ基盤からのデータ取り込みを自動化する新しいオプションを提供し、完全なカスタマービューをこれまで以上に利用しやすくします。

これらのシステムには、最良の顧客体験を提供するために極めて重要な断片情報が蓄積されているため、技術力の低いチームでもその場しのぎの連携で済ませることはできません。Data Connectは、バッチ処理されたデータソースへの自動アクセスを可能にし、統合時間を短縮し、IT部門への依存度を減らし、これまで連携するのが難しかったデータを活用して、より優れた顧客体験を創出するための新しい可能性を切り開きます。各データソースから、取り込みたいデータとその頻度を決めさえすれば、データ統合の運用効率を最大化し、同時にデータコストを最適化することができるのです。

Data Connectにようこそ

Data Connect は、組織が、顧客体験の差別化をもたらすインサイトをすべて保持しているチーム、システム、および施設が断片化された状況で、インサイトを活用するのに役立ちます。カスタマーデータプラットフォームを効果的に機能させるためには、(1)すべての環境を網羅し、(2)ビジネスチームと技術チームの双方が利用できる、多種多様な統合およびカスタマイズツールが必要です。

No-code (or low-code if you want) workflow canvas

Tealiumは常に、直接測定、データソースのストリーミング、あらゆるソースからのファイルによるデータ取り込みにおいて、データ収集を一元化する業界有数のツールを提供してきました。Data Connectは、異なるエンタープライズデータソースからのデータ取り込みを自動化する機能を飛躍的に向上させます。

このような異なるエンタープライズデータソースは、各組織の技術スタックとともに増え続けています。これらには、Snowflakeのようなエンタープライズデータウェアハウス、SalesforceのようなCRM、あるいは各マーケティングクラウド(企業においては、1ベンダーのクラウドしか使わないということはめったにないでしょう)で提供される、すべてのクラウドアプリケーションが含まれます。

Data Connectのデモビデオ(3分29秒)をご覧ください。

どのようなことができますか?

  • ノーコードでデータ取り込みワークフローを自動化 – データを一括で取り込むためのAPIドリブンな全く新しいデータソース
  • 1,000以上のデータソースと連携
  • 測定済みの顧客接点がなくても、新しい顧客プロファイルを生成

まとめ

Data Connectは、Tealiumのお客様に、手間のかかる技術的な労力をかけずに時間を節約する方法で、他のシステムからデータを取り込んで活用するための、これまで以上に多くのオプションを提供します。Tealiumをデータ管理およびアクティベーション(有効化)のための便利なツールとして活用することで、断片化およびサイロ化したデータ環境を打破することができます。

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Post Author

Matt Parisi
Matt is Director of Product Marketing at Tealium.

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