2020年4月、Tealiumは Tealium AudienceStream CDP とEventStream API Hubのための、新しいスタイルのコネクタを公開しました。コネクタとは、簡単に言えばTealiumと他社のサービスや製品を繋ぐものです。Tealiumのコネクタマーケットプレイスでは、全世界のTealiumユーザーが顧客データをリアルタイムに活用するためのデータ統合とアクションの実行環境を構築する機能を提供します。
新しいデジタルカスタマーエクスペリエンス戦略またはDX戦略を考える際、一般的にデータ統合は軽視されがちです。しかし、データ統合の重要性は侮れません。大小さまざまな企業が、統合を構築するために多くの時間と開発リソースを費やしています。Gartnerが2020年までにデジタルプラットフォームを構築した企業に対し行った調査によると、構築にかけた時間とコストのうち約50%が「データ統合」に割かれていたそうです。統合作業だけで時間とコストの半分を占めていたことになります。
データ統合に時間をかけたくないなら、Tealiumの一元化されたデータインフラと1,300以上のAPI統合をぜひご活用ください。この統合機能により、特別な統合の構築のために時間と費用を費やすことなく、信頼できる顧客データを自社の技術スタックに簡単に供給できます。
Tealiumでは、2020年4月にAudienceStream CDPとEventStream API Hubのコネクタワークフロー体験を大幅に更新しました。これにより、プラットフォームのユーザー体験が向上したことで顧客が作業を拡張し、顧客データに対する統合とアクションを簡単に構築できます。それでは、何が新しくなったのかをご紹介します。
以降の本文でもその内容を紹介していますが、以下の5分間のデモとUIツアー(英語)でもご覧になれます。
新しいコネクタワークフロー:統合が非常に簡単!
Tealiumのユーザーは、まったく新しい簡素化されたワークフローでかつてないほど迅速に、データ統合とアクションの実行環境を構築できます。新しいフローでは、設定プロセスを簡素化し、ユーザーにコネクタ設定の各ステップを案内し、各テクノロジーで利用可能なアクションの選択肢を表示します。
コネクターマーケットプレイスでのこの新しい体験によって、開発者チームが求めるすべての柔軟性と能力を維持しつつ、マーケティングチームにとって十分に簡単で直感的な統合の構築を可能にします。
Tealiumパワーユーザーが知っておくべきその他の機能
新しいコネクタワークフローとより素晴らしい顧客体験の実現が今回のアップデートの主な内容となりますが、他にもTealiumパワーユーザーが知っておくべき幾つかの機能があります。
- スポットライト検索 – 新しいスポットライト検索機能により、パワーユーザーはキーボードを数回クリックするだけで探しているコネクタを簡単に絞り込んでワークフローを拡張できます。
- リアルタイムレポート – AudienceStreamおよびEventStreamの新しいサーバーサイドコネクタレポートでは、イベントの成功とエラー数をリアルタイムで表示します。
- 更新されたコネクタサマリー – 新しいコネクタサマリービューでは、コネクタの設定に必要なもの、サポートされているアクション、およびコネクタに関連する内部および外部のリソースに簡単にアクセスできます。
- 構成によるコネクタの設定 – 特定のコネクタ(開発者、サンドボックス、本番アカウント)に異なる構成を設定します。
- 新しいアクションの再割り当て – アクションを作成し、すでに構築されているサーバーサイドコネクタに再割り当てします。
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