顧客データの取り扱いに関する戦略は、常に変化を遂げています。Adobe、Salesforce、Oracleなどのマーケティングクラウドは、プラットフォーム内で独自のCDPや、それに似た機能を搭載し続けています。マクドナルドやMasterCardのような、一見顧客データに関連性のない企業でさえ、CDPのような機能を提供するサービスに飛びついています。

その理由は、CDPが多様なデータソースからのカスタマービューを構築し、広く活用できる点にあります。このカスタマービューは、カスタマーサービスから顧客パーソナライズ、IoTアプリケーション、ML、AIなど、顧客中心のアクティビティ全体にとって重要な役割を果たしています。

消費者の興味関心やニーズに合わせたマーケティングにおいて、CDP製品が次々と設置されているような変化の絶えない状況で、CDP製品を購入する際、まず何から考えればよいのでしょうか。まず、「顧客体験とアナリティクス戦略は、データとマーケティングクラウドのどちらに重点をおくべきか」を考えてみてください。

顧客データをより多く活用するための予算の配分を検討する際には重要な考え方です。

大企業での顧客エンゲージメントを支えるテクノロジー環境は、さまざまなツール、クラウド、プラットフォームを使用しています。使用するクラウドやプラットフォームが、並行して利用している(場合によっては重要な)データ構造とうまく連携できていないと、顧客のインサイトや体験の一部がサイロ化してしまう危険性があります。。この状況こそが、CDP Instituteにおいて、顧客データの連携がマーテックを導入するにあたって最も重要なポイント(外部サイト・英語)として挙げられました。

CDP Instituteは、価格や機能よりも外部システムとの連携が重要であることを明らかにしました。そのため、今日、ベンダーニュートラルなCDPはいまだかつてなく重要なものとなっています。

顧客データについて考えることから始める

さまざまなCDP製品の購入方法がある中、まず顧客データについて考える必要があります。顧客データは、基本的に、企業にとって最も価値のある資産であると考えられています。同様に、価値の高い顧客データはどこからでも取得可能で、企業全体のあらゆるツールで自由に活用できる必要があると考えられています。

そこでTealiumのCDPは、誰でも使えるように、以下の内容に重点を置き構築されています。

  1. シングルカスタマービューの作成で、すべてのオンラインおよびオフラインソース(POS、コールセンターなど)のデータをリアルタイムで連携
  2. ID照合、データの充実化、アクション可能な顧客プロファイルとオーディエンスの構築
  3. マーケティング、カスタマーサービス、分析、および運用チャネル全体にわたるデータ構造のすべての階層に顧客データを活用

Tealiumは、CRM、ソーシャルマーケティングプラットフォーム、マーケティングクラウド、API、一連のアナリティクスに関係なく、信頼できるデータサービスの提供に重点を置いています。当社は、いわゆるマーケティング、カスタマーサービス、アナリティクス、データチームの顧客データ収集や、顧客理解とデータのアクティブ化を支援し続けた結果、データファーストなカスタマーデータプラットフォームを構築することができました。

なぜTealiumはデータファーストであり、誰でも利用できるのか?

Tealiumのデータファーストなアプローチは、ビジネスにどのような影響を与えることができるでしょうか?2020年ほど「変化が起きた」年はなく、顧客も市場環境も変化していきました。一方でテクノロジーは常に変化し続けています。顧客データは変化していくとともに、絶え間なく進化し続ける顧客へのアプローチ方法に合わせて、活用の仕方を変えていかなければなりません。最終的に、データの柔軟性を最大限に高めるために、組織はデータの活用とデータ自体の管理を分離させる(英語)データプラットフォームを導入する必要があります。

CDPの基礎となるデータ戦略に焦点を当てることで、ビジネスユニット全体で顧客インサイトと顧客へのアプローチをツールで構築するための敏捷性が得られます。また、Tealiumはベンダーに関係なく利用できることから、現在使用しているあらゆるツールやマーケティングクラウド、将来使用する可能性のあるツールとCDPの連携を実現します。

カスタマーデータプラットフォームについての詳細は、約73ページにわたり情報を記載した CDP決定版ガイドをご覧ください。CDPが初めての人にとっては非常に役立つツールで、無料でダウンロードできます。

CDP決定版ガイドを、今すぐダウンロードして、CDPがどのようにマーケティングクラウドやその他の顧客体験に関するデータ構造との連携に役立つかぜひご覧ください。

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Robert McCraw - Compiled Rogue

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