消費者データプライバシーレポート

データプライバシーに対する信頼性は、企業にとって競争上の差別化要因となるほど、非常に大きな影響力を持っています。例えばAppleでは、2019年にウェブサイトのプライバシーに関するページを大幅に刷新し、プライバシー保護の啓発に注力しています。つまり、プライバシー保護は金銭的な影響だけでなく、消費者との信頼や生涯にわたるブランドとの関係を構築するうえで、より大きな影響をもたらします。

『Tealium 消費者データプライバシーレポート』では、消費者と企業やブランドとの関係や個人データのプライバシーに関して、1,000人の消費者を対象に調査を実施した結果をまとめました。その結果、現在の企業戦略がお客様との関係にどのような影響を与えているかが明らかになりました。同時に、現代の消費者の期待に応え、信頼を構築するために、実務と規約を変更するための具体的な方向性を示します。

本レポートの主な内容：

• 消費者の半数以上（59%）が、企業が自身の個人データを適切に扱っていると考えていますが、71%は自分のオンラインデータを完全にコントロールすることは不可能だと考えています。
• 消費者の40%は、自分自身を除くとデータ保護に最も責任があるのは企業だと考えています。これは連邦政府よりも高い割合です。
• 企業やブランドには、自社のデータポリシーについて、より透明性を高める余地が多分にあります。消費者の3分の1強（38%）が、企業やブランドのオンライン利用規約を必ず読むと答えており、残りの消費者は企業やブランドが正しいことをしてくれると信じています。
• 企業やブランドは信頼されていますが、それは不安定なものでもあります。信頼するブランドがデータ利用で問題を起こした場合、許すかもしれないと回答したのはわずか15%です。