Gartner社のレポートに掲載されているTealiumに関する内容を詳しく見ていきましょう
本ブログは、カスタマー・データ・プラットフォーム(CDP)領域におけるGartner® Magic Quadrant™に関する2部構成の第2部です。この第2部では、本レポートの内容を深堀りして見ていきます。第1部では、本レポートが発表されるまでのCDPカテゴリーの歴史を振り返りました。
Gartner社によれば、「Gartner Magic Quadrantは、特定の市場における調査の集大成であり、市場における競合企業の相対的位置付けを広い視野で把握できるレポート」とのことです。
そして、私たちはGartner社がその分析を裏付ける経験を持ち合わせていると信じています。Gartner社(外部サイト)は55億ドル規模の企業で、S&P500の一社であり、約90カ国の企業と取引を行い、世界85カ所のオフィスに19,500人以上の従業員を擁し、40年以上にわたって世界中のクライアント企業に洞察と専門的なガイダンスを提供してきました。Gartner Magic Quadrantは、特定の市場における調査の集大成であり、市場における競合企業の相対的位置付けを広い視野で把握できます。
だからこそ、当社はGartner® Magic Quadrant™において初となるCDPのカテゴリーで、リーダーとして評価されたことを誇りに思います。
Tealiumはトップベンダー17社のうち、4社のリーダーの1社に選出
CDP市場は特に多様性に富んでおり、専門家による分析は、購入企業が自社の要件に最も合致する可能性の高いソリューションを選択する上で、特に有力な判断材料となります。CDP Instituteの「CDPベンダーの検索」ページには、200社をはるかに超える企業がリストアップ(英語・外部サイト)されているという事実を考えてみましょう。Magic Quadrantでは、これらのベンダーのうち対象要件を満たす17社を評価しています。
現在、購入を検討する企業はCDPのカテゴリに関する、ますます充実してきたアナリストレポートからの恩恵を受けられます。昨年、当社はEverest GroupやQuadrant Knowledge SolutionsなどによるCDPカテゴリーの新しいレポート(英語)を取り上げました。 それぞれのレポートは、独自の洞察と独自の視点で市場を捉えており、購入を検討する企業の要件定義に役立っています。
当社では、Gartner® Magic Quadrant™のCDPカテゴリーに関するレポートに加え、CDPカテゴリーに関する、IDCのレポート(英語)、Everest Groupのレポート(英語)、およびResearch in Actionのレポート(英語)もご用意しています。
Tealiumがリーダーとして評価された理由
当社がリーダーとして評価されたのは、お客様が市場で直面する課題に、当社の製品の機能がいかに包括的に対処できるかという点に尽きると考えています。さらに、当社の製品戦略(英語)は、市場でのリーダーシップを維持し、購入を検討される企業にTealiumが適切なソリューションであるとの信頼を与えることができると確信しています。
評価プロセスを経て、当社がリーダーとして認められた主な理由は以下の通りです。
エンタープライズ向けのベスト・オブ・プリード戦略に適した総合製品
特に複雑で、地理的にも世界各国に分散しているエンタープライズビジネスにおいては、ベスト・オブ・ブリードのテクノロジー戦略を採用することには大きな力と責任を伴います。あらゆる活用シーンに対して最適な個別ソリューションを選択できる柔軟性で、強力なテクノロジースタックを構築できる可能性があります。一方で、その能力を引き出すには、テクノロジーに関するリソースと知識も必要になります。
Tealium社のエンタープライズグレードのカスタマーサクセス部門とパートナーエコシステムは、その能力を引き出すための秘密兵器です。Tealium社のカスタマーサクセス部門により、お客様は業界でも随一の豊富な知識と経験を持った顧客データの専門家に適正価格でご相談いただけます。当社には、システムインテグレーター、コンサルタント企業、代理店で構成される堅牢なパートナーエコシステムがあり、成功を最大限に支援することができます。
最も要件の厳しいデータ環境で実証された能力
さらに、Tealium社における顧客プロファイルをみると、最も厳しい要件を突きつけられることが多々あります。たとえ、その要件が法律で義務付けられていたり、お客様の高い期待値ゆえの厳しい要件であっても、当社はしっかりとプロジェクトに取り組めていることが実証されているわけです。グローバル企業の規制の厳しい中における当社の経験は、複雑な組織シナリオの中で事実上あらゆる課題を解決する方法を熟知していると言っても過言ではありません。この経験は、規制要件が多少低くても、顧客の信頼に対する要求の高い小売業や旅行業のお客様にも役立ちます。
包括的なソリューションにマッチした包括的なビジョン
最後に、当社のビジョンについて少し触れます。Tealium社では、企業が同意取得済みのリアルタイムのデータを作成、収集、エンリッチ化、そして活用することでお客様との関係を最適化し、あらゆる顧客接点で「そのお客様にとっての大事な瞬間を把握」できる業界標準のオープンプラットフォームとなることを目指しています。これは決して小さなビジョンではありません。ましてや、最終的にはそれに見合う製品能力が必要となります。
顧客データ管理の課題を解決するためには、テクノロジーソリューションとともに、次のよう取り組みが必要です。
- 様々なスキルセットに対応する— スキルセット、部門、活用シーンの如何に関わらず、データのサイロ化は顧客に不利益しかもたらしません。これは、ビジネスユーザーだけでなく、より技術的なユーザーに対応するプラットフォームが必要であるということです。目指す最終的な結果は同じかもしれませんが、特定の職務で使用するための機能が必要になるのです。
- 顧客体験の全社的な取り組み— お客様というのは、マーケティング部門やサポート部門だけでなく、ビジネス全体に関わっているはずです。ゆえに、カスタマービューは部門を越えて共有される必要があります。部門毎に導入されたテクノロジーは、例えば、カスタマーサポートツールとマーケティングツールの機能は異なるように、それぞれ固有の機能を有していることが多く、つまりカスタマービューは実行環境から切り離されている(英語)ことが多いのです。Tealiumの1,300を超える統合マーケットプレイスは、広告テクノロジーからマーケティングテクノロジー、そしてそれ以外にも、あらゆるテクノロジーカテゴリーの製品・サービスと連携でき、この要件に対する直接的な解決策となります。
- 企業全体にわたる取り組み— 企業には豊富なデータの揃う環境があるはずです。しかし、顧客データセット全体(それに付随するエンタープライズデータは言うまでもなく)は、巨大すぎるため、すべてのチームやシステムに提供することはできません。これは、選択的かつ高性能な能力が必要であることを意味します。最終的にはCDWなどに保存されているエンタープライズデータの多量さをパフォーマンスで補完するということです。
このような市場のビジョンに合致した当社の製品機能が、当社のリーダーとしての評価につながったものと考えています。
Magic Quadrantの方法論:CDPの評価方法
当社は、アナリスト企業による当社のテクノロジーの評価を定期的に支援しています。だからこそ、Gartner社のMagic Quadrantレポートの調査プロセスの厳格さは、テクノロジー購入企業にとって、本レポートが必読の書となるということを実感しているのです。
Gartner社の市場評価は中立的、独立的、徹底的かつ十分な情報に基づいています。ゆえに私たちは、このレポートを読んでいただくことが、トップベンダーの提供するテクノロジーが貴社の要件にどのように適合するかを理解する重要な第一歩になると考えています。
Gartner社によると、「Magic Quadrantは、成長率が高く、各ベンダーやプロバイダーの差別化が明確な市場において、リーダー、概念先行型、チャレンジャー、特定市場指向型の4つのタイプのテクノロジープロバイダーの競争上の位置付けを図式化したもの」とのことです。詳細はこちら(外部サイト)からご覧ください。
CDP領域におけるGartner® Magic Quadrant™は、テクノロジーの購入を検討する企業にとって、他の方法では入手することができないデータを得られる貴重なリソースであると考えています。詳しくは、こちらからダウンロードの上、ご確認ください。
Gartner, Magic Quadrant for Customer Data, Lizzy Foo Kune, Rachel Smith, Benjamin Bloom, Suzanne White, Adriel Tel, David Walters, February 14, 2024.
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